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巻き肩について
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朝晩ものすごく寒いですね。寒すぎてついにダウンジャケットを着ました。
ダウンジャケットって凄いですね。
それはさておき、年末に向けて忙しくなってくる時期だと思いますが、
皆様体調は大丈夫ですか?
万全でない時は無理なさらないようにしてあげてくださいね。
忙しくなるとパソコンに向かっている時間も増えますよね。
最近スマホやテレワークによる巻き肩が気になる方が増えています。
なので今回は、巻き肩についてお話させて頂きます。
巻き肩とは、左右の肩が前内方に入り込んでいる状態です。
巻き肩になると、本来なら耳の直線上にあるはずの肩が、
耳よりも前方に出てしまいます。
肩から胸にかけての筋肉が縮こまってしまい、姿勢が悪くなるだけでなく、
さまざまな不調の原因にもなってしまいます。
巻き肩と猫背は同じものだと思われがちですが、
実際のところ少し違います。
猫背とは背骨が曲がり、背中が丸くなった状態を指します。
一方、巻き肩は肩が丸くなった状態のことを指し、
症状が進行すると猫背になってしまうことが多いとされています。
巻き肩になりやすい習慣として、第一に挙げられるのがスマホの操作です。
スマホ画面を集中して見ていると、無意識のうちに首が下を向き、
肩が丸まってしまいます。
同じように、デスクワークで長時間パソコンに向かっている人も、
肩を前に突き出した状態になるので、巻き肩になりやすいといわれています。
さらに横向きで寝ることも巻き肩の原因のひとつになります。
横向きで寝ると、上半身の体重が肩にかかってしまい、
無意識に肩の負担を減らそうと肩が前に出てしまうためです。
巻き肩は、肋骨と肩甲骨をつないでいる小胸筋が縮み、
全体的に前へ引っ張ってしまっています。
これが胸の筋肉の縮まりをカバーしようと、
肩や肩甲骨あたりの筋肉が伸びてしまった状態です。
正しい姿勢をキープするための筋力少ないと、
背中が丸まり、巻き肩になりやすくなります。
胸の筋肉と背中の筋肉が大切です。
様々な筋肉で構成されている背中の筋肉が伸ばされてしまうと、
肩甲骨を寄せたり、胸を張る動きが弱くなってしまいます。
反対に、胸の筋肉は全く伸ばされずその状態で固まってしまいます。
このバランスの崩れによって、肩甲骨が前に引っ張られ、
普通にしていても肩がすくんだ状態になってしまうのです。
巻き肩になると、主に3つの症状が出るとされています。
・呼吸が浅くなる
・コリが悪化する
・姿勢が悪くなる
・浅い呼吸
巻き肩になると、身体の前面の筋肉が縮まってしまい、
呼吸がしづらくなります。
肋骨の動きも制限されてしまうため、
呼吸が浅くなり、体内に取り込める酸素量が低下します。
これによって血液中の酸素量も低くなり、血流が悪化するのです。
呼吸が浅くなることによって、
疲労感、眼精疲労、頭痛、睡眠の質の低下、
代謝の低下を引き起こす原因となります。
・筋肉のこりの悪化
巻き肩になると、首から肩、上半身の筋肉が縮んだままとなり、
柔軟性を失います。
すると血流が悪くなり、肩こりや首こりの原因となってしまいます。
また、巻き肩を改善しようと、無理して背筋を伸ばすと、
腰が反った状態になりがちです。
そうすると、いわゆる反り腰になりますので、
背骨の本来のS字カーブが崩れて腰に負担がかかり、
腰痛になるおそれがあります。
・姿勢の悪さ
スマホを見ているとき、肩が丸まり、頭は前に出た姿勢になりがちです。
この姿勢が定着すると、姿勢が悪くなり、見た目にもマイナスな影響を及ぼします。
また、スマホを長時間見る習慣がある人は、
身体を動かす機会も少なくなっているかもしれません。
運動量が減ると筋力が低下し、
正しい姿勢を保つことが難しくなる悪循環に陥ってしまいます。
巻き肩になりにくくするには、
まずは姿勢や座り方から見直すことが大切です。
座るときは、しっかりと奥まで腰掛け、
お尻を背もたれにつけ背筋を伸ばします。
背中を背もたれにつけると、前かがみの姿勢が取りづらくなります。
頭が前に出ないよう気をつけてみましょう。
ただ、いい姿勢を意識して胸を張ったりしすぎると腰がそってしまい腰痛に繋がってしまうので、
意識しすぎないくらい程度で無理せずやっていきましょう。
スマホを操作するときは、できたら顔の位置までスマホを持ち上げてみましょう。
パソコンを長時間作業する人には、パソコンの高さを調節できる机がおすすめです。
同じ姿勢を続けることは、血流が悪化し筋肉がこりやすくなります。
特にスマホやゲーム、パソコンを操作しているときは、時間を忘れて集中しがちです。
意識的に休憩を取り、肩や首、上半身のストレッチを取り入れてみたり、
少し動かしてあげましょう。
また、適度な筋トレをすることで姿勢を保持する筋肉がはたらき、
正しい姿勢を保ちやすくなります。
運動習慣を身につけることで、
血流が改善し筋肉の凝りの解消につながります。
胸、肩、背中の筋肉を鍛えると、姿勢アップの効果的が期待できます。
寝る姿勢にも注意が必要です。
横向きで寝ると肩が内側に入り込みやすく、
巻き肩になりやすいとされていますので、
横向きも寝やすいですが、できたらなるべく横向き寝は避けてあげましょう。
朝晩は特に冷えますので、猫のように丸まって寝がちですよね。
僕も寒がりで丸まって寝てしまいがちですが、
横向きで寝てしまわない様、気をつけていきたいと思います。
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