自律神経の乱れと耳鳴り
こんにちは、セドナ整骨院・鍼灸院・カイロプラクティックの大谷です。今年もお灸生活が始まりました。お灸を今では珍しく手作りで作っている方から頂きました。既製品と違い、煙の量やにおいが凄く良いですね。さて今回は[耳鳴り]についてです。耳鳴りで悩んでいる・悩んだことがある人は日本で約1400万人と言われています。たかが耳鳴りと放っておくと「不眠症」になってしまったり、集中力が続かなくなり、さらには人と話すことが面倒になり、うつ症状になっている方を多くみかけます。
まずどうやって音が聞こえているのかご存知ですか?空気の振動が耳に伝わり有毛細胞と呼ばれる細い毛のような細胞に伝わり。有毛細胞が揺れ動き、空気の振動を電気信号に変えて脳に音として認識させています。
しかし私たちは不快、怒り、不安、恐怖などの情動や各部臓器の感覚の情報によって脳の中に広がっている「中枢自律神経繊維網」と呼ばれる不快ネットワークの働きが活発になり、必ず自律神経の中の交感神経が興奮。脳は過敏状態になり、生活音に紛れていた耳鳴りが表面化してきてしまいます。
交感神経は毛細血管の収縮運動にも関与していますし、毛細血管は当然耳の中の蝸牛にも走っていますので、交感神経が活性化し過ぎると耳の中の血流が悪くなり、耳鳴りやめまいを引き起こす事もあります。